日常動作は「運動」になる?

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天気予報では夕方から大雨とのことでしたが、まだ明るいですね。こんな事ならば洗濯物を外に出して来ればよかったです。皆様こんにちは。洗濯物が気になる独身男のわたくし、相模原市橋本駅から「徒歩5分」。パーソナルトレーニングジム「たなとれ倶楽部」の田中です。
 
よくトレーニング指導をしていると聞かれるのですが、「日常動作は「運動」になるのか」という疑問です。
 
具体的には、

というような事です。
 
仕事がどのようなものなのかは、それぞれの職場や現場で違うので絶対そうとは言えませんが、

 
気になる言い方をしたと思います。そう、あくまでも

 
というのも「運動」というものが何を指しているかによります。
 
例えば、筋肉に抵抗をかける「レジスタンストレーニング」
これは、ただ立っているだけの仕事では全く抵抗がかかりませんが、建築資材で高重量の資材を何度も担いで往復上下動作をする人の仕事では背中や肩の「レジスタンストレーニング」として大成すると思います。
 
また、会社の建物内や厨房のようなところをグルグル回っているような仕事の方は、「連続した歩行」ではありませんから、「有酸素運動」としては効果がないかもしれません。ただ、階段のの上下動作が多いなら、下肢の筋肉には抵抗が加わりますので、足の筋肉にトレーニング効果があるかもしれません。
 
営業で外回りをしている人も、車で回る人より、自転車・徒歩で歩き回っている人の方が運動量が多いです。長時間外を歩き続ける人は有酸素運動効果もあるかもしれません。
 
「かもしれません」という言い方ばかりしてみました。
これは、トレーニングとして効果を出すための条件まで満たすことがほぼできないのではないかという事で判断しています。
 
トレーニング、特に「筋力向上」と考えた場合には、ターゲットにしている筋肉を「使い切る」ことが大切です。
この「仕事動作」では、そこまで筋肉を追い込めることは稀だと思います。
 
それでも、座りっぱなしのデスクワークの方より運動量はあると思います。狙ったような運動量や質ではありませんので、「運動」として良いかは微妙なところです。
ただ、「やらないよりは、動かない人より」は運動量がありますので、まったく飲む意味とは言いませんよ。
仕事でそこまで動いている人は、せっかくですので、運動を「チョイ足し」してみてください!
 
ちなみに、有酸素運動ですが、ある程度連続した運動強度をキープし、心拍数などをコントロールしていく必要があります。
ですので、ちょっと歩いてすぐに立ち止まるような「会社内歩行」では、有酸素運動としてはやはりちょっと役不足です。
 
ちなみに、昔は「有酸素運動は連続20分以上の運動で脂肪が燃える」と言っていました。
以前お話ししたような気がしますが、これは20分経過したらそこから急に脂肪が燃えるというわけではありません。
 
人間は食事などで体内にためた糖質のエネルギーを使用してまずは身体を動かそうとします。
有酸素運動を始めたときに身体を動かしているのは体内にためた脂肪ではなく、糖質パワーなのです。大体その糖質パワーが20分ほどでなくなるので、その時間を過ぎ、体内に糖質が無くなると、ため込んだ脂肪を初めてエネルギーに変えて分解しようとするのです。
 
ということで、例えば筋トレで糖のパワーを先に消費しておけば、有酸素運動は1分目から脂肪を分解できる(=ダイエット)というイメージです。
 
「脂肪を燃焼」したいダイエッターの方は有酸素運動が気になると思いますが、この脂肪燃焼のための有酸素運動にはほかにもいくつかコツがあります。長くなるのはそれはダイエットで聞いてくださいね。
 
「歩きたいけれど、有酸素運動がしたいけれど仕事が忙しくて、、でも仕事で歩いてるから良いかな?」と思っていた方、通勤や帰社の際に一駅前で下車して歩いてみたりするのも良いと思いますよ。朝や夜なら自分で時間を作れますよね!
 
なんとなく、「ついでの運動」が全く意味がないというようなニュアンスになってしまいましたが、まったくそんなことはありません。

 
具体的には

が、手軽ではないでしょうか。
 
「歩く」や「階段」といったすぐにできることで消費エネルギーを増やすことはとても良いことです。
「仕事のついでに歩く」に近いところはありますが、意識して一日の運動量を増やしてあげるのは良いことです。プラスワンになる消費を行ってみましょう。
 

どういうこと?と思った方も多いですよね!
説明すると

 
ちなみに、雑巾がけは足や手の角度を変えてあげると聞かせたい筋肉の場所を変えることもできますよ。
昔の方は、便利な掃除器具がない分、毎日の作業で自然に足腰が鍛えられていたんでしょうね。
トイレが和式だった時代には、高齢者でも、毎日ほぼフルスクワットのような姿勢をしなければいけなかったんですものね。
それだけで、下肢の筋力や柔軟性が高かったであろうことが予想できますね!
 
現代は掃除用具も非常に便利なものが多いですけれど、昔に習ってみるのもたまには良いかもしれません。
 
日常の生活の中でなんとなく行っている、仕事などの動作を運動とするにはいささか物足りませんが、それらにちょっと自主的に運動をプラスしてあげると総合的な運動量を増やす事が出来ますよ!
仕事で動くことが全く無意味だとは言いませんが、せっかくですから「運動」を自分で「チョイ足し」してみてくださいね!
 

雑巾がけは筋肉UPにも効果的!

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