BFR(加圧)トレーニングって?
加圧式トレーニングとは?血を止めちゃうの?!
皆さんこんにちは!相模原市橋本駅徒歩7分 パーソナルトレーニングジム「たなとれ倶楽部」の田中勝明です。
今日は皆さんが気になっているBFRトレーニング(加圧式トレーニング)とは何か説明していきたいと思います。
「そもそもBFRって何よ」「加圧トレーニングって言葉は知っているけれど?」
というご質問をよくいただきます。ざっくり一言で言うならば、どちらも同じ血流を制限するトレーニングです。商標上名前が違います。
BFR(Blood Flow Restriction:血流制限)です。
「血流制限って・・血を止めちゃうの?」
これ、本当によく聞かれるのですが。絶対に止めません。笑
止めたら死んでしまいますよね?あくまでも制限するだけです。
この適正な圧をかけたり、除圧(圧を抜く作業)すること、適正な時間をかけることが、とても大事で、適正な条件を超えた数値で長時間トレーニングをしてしまうと、ただしい効果が得られなくなるばかりか、静脈血栓の発生、冷感、しびれ、皮下出血など様々な症状を引き起こすリスクがあります。
ですので、安全で正しい効果を出すためには、加圧式トレーニングは必ず資格保持者に指導を受ける必要があります。
そこを気をつけていただければ、BFRトレーニングは、非常に軽い重量で効果を出すことが出来る、とても効率的なトレーニングです。
通常、トレーニングの効果については、1RM(レペティション・マキシマム:トレーニング時に持ち上げることによって効果のあるとされる最大限の重さ)の60%以上の重さを必要としていますが、BFRトレーニングでは1RMの20%程度で効果が出ると言われています。
「では、どんな目的のトレーニングに効果的なの?」
これは、大体の皆さんの目標にそえると思います。例えば、筋肥大やアスリートトレーニングに、ダイエットやアンチエイジング、美容にも良いとされています。
筋肥大について、ホルモンが直接影響すると考えがちですが、筋肥大に必要なものは直接的にはホルモンではないとされています。
必要なものは、体内のシグナル伝達を担うmTORと、筋肉の成長を妨げるミオスタチンのコントロールです。
そのために必要なものが、物理的なストレス(重いものを持ち上げるなど、筋肉に大きな力をかけること)と科学的ストレス(重量を抑えて回数をこなし、パンプアップさせる)なのですが、BFRトレーニングではこの科学的刺激のコントロールを適正に行うことが出来るとされています。
また、BFRでは速筋、遅筋、中間筋を一度に鍛えることが出来るので、トレーニング後の感覚が今までのトレーニングとは全然違います。
ダイエットやアンチエイジングにも加圧式トレーニングは有効だとされています。
これは、トレーニング後に成長ホルモンの分泌が多くなるからです。成長ホルモンは血行を促進し、ダイエット、アンチエイジング、肩こり、冷え性、お肌など美容にも効果的だとされているんですよ。
ただし、この成長ホルモンを分泌させるためには、筋肥大のトレーニングとはプログラムの仕方が全く違いますので、注意が必要です。
前述のとおり、正しい使い方をしないと、効果も弊害もあるのですが、逆に正しく使えば非常に効果的なトレーニングが行える。
それがBFR(加圧式のトレーニング)です!
心臓系の疾患がある方は血流制限自体が出来ないことがあります。気になる方は事前にかかりつけ医にご相談ください。
一度やってみたいなあ、という方は、ぜひ早めに体感してみてください。
今までと違った感覚が体験できるはずです!