トレーニングジム選びのポイントは?
トレーニングジムは何を基準に選ぶべき?
みなさんこんにちは。相模原市橋本のパーソナルトレーニングジム「たなとれ倶楽部」の田中勝明です。
ここ数日、急に春めいて暖かくなってきましたね!春というだけで開放的な気持ちになるものです。
少し早いですが新年度への目標や、やる気が湧いてくるのが春の良いところですね!
運動を始めるにも春は非常によい季節です。
外に出るのも出やすくなり「暑すぎず・寒すぎず」という気温環境なら、屋外での運動にも向いていますね。
ウォーキングやサイクリング、テニスやハイキングなど、アウトドアスポーツにも向いています。
トレーニングや運動をしやすい気温が25度前後なので、秋と並んで動きやすい季節といえます。
それに、春の運動がお勧めな理由はもう一つ。夏に向けて薄着になっていきますので、薄着対策です!
夏に近づき体の露出する部位が増えるわけですから、気になる箇所は引き締めておきたいところですよね!
「即痩せ」というのは不可能ですが、3か月もあれば、しっかりと引き締まった体に近づけることが出来ます。そういった意味でも、春に運動を始めるのは良いタイミングといえるでしょう。
さて、「目標の肉体や健康の目標を決めて、やる気も充分!」と意気込んでみたものの、いざ、運動をしようと思ったら「どこに通ったらよいか、よくわからない。どこのジムが良いのだろう?」
こんな悩みが出てくるものです。
大型フィットネスクラブ・市民体育館の併設ジム・パーソナルトレーニングジム・ヨガ専門ジム・サーキット専門ジム・クライミングジム・ボクシングジム(格闘技ジム)・加圧スタジオ・・・などなど。
広告やチラシだけで山のように配布されますし、駅や街頭ポスターなんかでも最近は実に多くのスポーツクラブの広告を見るようになりましたね。
ここで少しスポーツクラブの種類と、メリット・デメリットをおさらいしておきたいと思います。
・大型フィットネスクラブとは・・大手のもの、駅などで見かけるのはこれが多いです。マシンジムの他、スタジオ・プール・お風呂(ところによっては温泉など)が併設されています。施設が大きく会員数が多いため比較的安価で通いやすいです。スポーツジムの入っている建物が商業施設に入っていることも多く、帰りに買い物をしたい主婦などには人気です。キャンペーンなども多く一番通いやすいのがこのタイプです。
デメリットとしては以前、失敗談1、2で書いたような状況に陥りやすく、思ったように運動が出来なかったり、人間関係でストレスがたまったりします。また、最近は安価なクラブでは利用者の年齢が極端に上がり、若者が気を使ってしまい利用しづらいというような話も聞いています。また、キャンペーンで入会した場合「〇ヵ月は辞められない。その前に辞めたら違約金」というような縛りが多いようです。スタッフとのトラブル話が多いのもここです。お店(会社)によって、スタッフ教育が全く違いますので、スタッフ対応でイライラすることが多い方はまずは体験が必須です。
・市民体育館併設の市政ジム・・業務委託でどこかの業者が委託経営をしていることがほとんどなので、システム的には大手のフィットネスクラブと同じようなことが多いです。月会費ではなく都度払い制がほとんどです。一回当たりの利用料が、場所により異なりますが200円~600円程度のところが多いです。週一度しかジムに行かないのであれば、安さで言えば最安値がここです。プールやジムを安価で、たまに使いたいという人には最高の空間です。
デメリットは、大体が利用制限時間があり2時間程度しかいられないことです。(超過料金を払えば滞在は可能)
ベンチやダンベル、パワーラックなどの人気のフリーウェイトゾーンでは場所の取り合いになります。場所の取り合いになっていればまだましな方で、毎日現れる、主のような方が独占して使用していることが多いです。初心者や女性は場所を「使うだけで威嚇・威圧された」「どけと言われた」など不愉快な思いをすることが多いです。また、スタッフが学生アルバイトならまだましな方で、知識や経験、接客マナーや客対応については最低品質なことが多いです。ある程度自分で知識や経験がある方には良いですが、全く初めて運動する方には全く向きません。
パーソナルトレーニングジム・・ここは、親切度は一番高いです。完全に一対一の指導ですので、自分の思うがままに希望を出したら、それに合わせてプログラムしてくれます。「一度はジムなどに通ってみたけれど、もっと効果を出したくて」という方や、「逆に全く初めて運動をするので不安」という方に最適です。お悩み駆け込み寺のようなものと考えても良いのかもしれません。また、最近増えているパーソナルトレーニングジムもジムによって特色があり、ところによっては美容的なサービスやセラピー的なもの、カルチャー的なもの(たなとれ倶楽部もタイ古式マッサージとボイストレーニングをやっています)など個性があるメニューがあります。
デメリットとしては、金額が高めの設定なことが多いです。テレビなどで有名な短期ダイエットが非常に高額だというのは皆さんご存知だと思いますが、基本的に個人指導というのは一回単価ならそこまで高くはありません。ですが、学生など若者はなかなか通いにくいのがパーソナルトレーニングジムです。
ヨガ・クライミング・格闘技・サーキットジム・・・このあたりになると「専門的」な楽しみのために通うジムになりますので、「それがやりたい!」という気持ちになった時に通うことがほとんどです。専門の習い事や楽しみを求める人には最高の空間になります。格闘技やヨガは人気がありますね!サーキットトレーニングというのは「30分で」などと言っているところが多いです。短い時間で多くのエネルギーを消費できるので、時間がない人の運動に向いています。
デメリットとしては、ヨガ、クライミングジムについては「お店の提示しているレッスン時間にしか行けない」という事です。例えば「木曜日の19時にしか初心者クラスがない」けれど、毎週木曜日は定例会議があってどうしても間に合わない。など、生活環境がぴったり合わないと参加できないケースが多いです。そして、専門種目ジムは月会費が高いところも多いです。また、男女で会費の値段が違うところも多いです。格闘技ジムに多いですが男性の方が高めです。サーキットトレーニングは安くて人気な分、人が溢れかえっていたり、仲良しのお客さん同士でまとまりがあっていじめられてしまう。仲間外れにされたり、入りにくい雰囲気がある。などフィットネスクラブに近い悩みもあるようです。サーキットトレーニング自体は狭い空間で出来るものなので、ジム自体が狭く「同じ場所をぐるぐる回るのが嫌だ。」と言っていた人も過去にいました。また、サーキットは女性専用のところも多く「行きたいけど出来ないなあ」と言っていた男性もいらっしゃいました。
といった感じで、それぞれの場所にメリットやデメリットがあります。
私もパーソナルトレーナーになる前、学生時代は自分が気になるスポーツクラブに色々通っていました。
市民ジムや、フィットネスジムでアルバイトをしたり、会員になってあちこちのクラブに行ってみたり。自分の目で見て、マシンを使って確かめました。
実は、この「自分の体で確かめる」というのが非常に大切です。マシンジムのマシンはメーカーや輸入元によってだいぶ使い心地が違います。
重さの変え方が、ピンなのか、油圧式なのか、空気圧なのかによっても使いやすさは全く異なります。
フリーウェイトゾーンが広くて、しっかりしているところなら、マシンが体型に合っていなくても良いのですが、フリーウェイトゾーンが全くないスポーツクラブなら、マシンが体に合うか、使いやすさは重大な問題になってきます。「いざ入会したけれど、使いづらくって・・」というのでは実にもったいないですよね!
ですので、体験でジムを使えるのであれば是非体験して、マシンを触ったほうが良いです。自分で「使えそうだな」と思えれば大体大丈夫です。
私個人は、体型に関係なく使えるのでフリーウェイトトレーニングが好きなので、学生時代から、会員として通っていたのはフリーウェイトゾーンが広いお店に通っていました。引っ越しなどで環境が変わった時も電車で40分離れたスポーツジムに通っていましたので、やりたいことが出来るジムを選ぶというのは気持ち的に大事だと思います。
ですが「ジムが遠い」というのもジムの退会理由で多いものの一つです。
意気込んで遠くに通ったけれど、電車に乗るのがめんどくさい。
会社の近くで入ったけれど、会社がない日に行くのがめんどくさい。
これも多いですね。わざわざ出かけるのなら近いほうが良いのです。
おもしろいものとしては
「地元のクラブに入っているけれど、駅を挟んで反対側のお店で、帰り道ではない。わざわざ回るのがめんどくさい」
というものです。ちょっとクスリと笑えますが、実はこの理由でジムに行かなくなる人って結構多いのです。
わざわざ遠回りするのが大変。。
となれば、「地元の駅で、家からの帰り道にあるジムに通う」というのが一番長続きすると思います。
ジムは一朝一夕で体の変化を出すものではないですから、やはり継続した運動習慣を作れるほうが良いです。
まず動いてみようと思ったのなら、目につくジムに行かれてみるのが良いのかもしれませんね。
私はパーソナルトレーニングジムを経営していますので、パーソナルトレーニングジムを贔屓目な目線で推すならば、普段は安いジムで運動して、月に1.2回しっかりパーソナルトレーナーの指導を受けてメニュー作成やフォームチェックを行う。というやり方が一番効果が出るのではないかなと思います。
春は何かを始めたい季節。ジム選びの参考になれば嬉しいです。