体の冷えと空腹

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7月も中盤です。今年は雨が多いですが、そろそろ太陽が恋しいですね。涼しいのは嫌いではないですが、ちょっとひんやりしていますね。
みなさまこんにちは!相模原市橋本駅から「徒歩5分」。パーソナルトレーニングジム「たなとれ倶楽部」の田中です。
 
さて、涼しくなってくると食欲がわいてきちゃう。なんて話を聞きました。さてはて

 
ところで、皆さんはプールで泳いで上がった時に「おなかが空いた」と感じたことはありませんか?
誰もが一度は経験したことがあると思います。
 
実はプールなどの運動では、身体が体温より低い環境にずっとさらされているため「冷え」てしまいます。
この、「身体が冷える」というのが空腹の感覚を呼び起こしているのです。
 
そもそも、「冷え」というのはあまり体に良い印象がありませんね。
体温が低くなると、体の中で菌が増殖しやすくなり風邪をひいてしまうなど、万病のもとともいわれていますね。
 
人間の身体もただ、身体が冷えてしまうのを防ぐために必死で体内で体温を上げるための活動を始めます。
ただ、何もしなくても生命を維持するために体温などを調整するのが「代謝」です。これが水中にいる時は高まるんですね。
ですので、冷感刺激のある水中運動は、乾布摩擦と同じように代謝を高める良い運動とされています。
 
ただ、体内では体温を上げるために必死の努力が行われているわけですから、当然エネルギーを消耗しています。
そして、体温を上げる一番簡単な方法は「食べる」ことです。
体内の活動量を上げて、体温を上げ、生命を維持する。ざっくりですが人間の体はそんな形で冷えの対策を行っています。
 
ですので、寒い環境やプールに長くいると「空腹を感じる」のです。
 
実際に食間が空いているのであれば、空腹になっているのでしょうが、実際には食事からたいして間がなくとも空腹を感じることがあります。
ここで、暴食したり、アルコールなどの高エネルギー飲料を暴飲してしまうと、消費エネルギーより多く摂取してしまうばかりではなく、身体に余分なエネルギーを脂肪としてため込んでしまう事になります。
 
「よく、プールに長時間使っていると、皮下脂肪がたまりやすくなり肥りやすくなる。ペンギンやアザラシと同じ」
とまことしやかに話している方がいますが、氷水のような環境に12時間以上浸かりっぱなしになるのならばいざ知らず、32度前後の室内プールに長時間浸かっていたからといって、身体が皮下脂肪を、見た目が変わるほど怜対策にため込むことは考えられません。
 

 
水中運動をしたときの消費カロリーはどれくらいだったか覚えているでしょうか。
体重や、性別、年齢によって当然違いますけれど
・水中歩行をちょっと頑張るくらいだと、30分で100キロカロリーほどの消費
・アクアビクスを30分ならば、大体280キロカロリーくらい
 
思ったより少ししか消費しませんね。これを、たくさん運動したからと言って、お菓子などを食べてしまうと消費分以上にカロリーを摂取してしまう事になり、痩せるどころか、どんどん肥ってしまう事になります。
 
水中運動などで、明らかに体が冷えているときは、採暖室やジャグジーなどの温かいところで身体を表面から温めるのも良いでしょう。
また、温かいドリンクなどで体の中から温めるのもお勧めです。無糖のお茶などで身体が温まると、気が付いた時には空腹を感じなくなっていることがあります。そうしたら、余計なカロリーを摂取する心配がありませんね。
ダイエットでは運動の質や量もありますが、食事はとても重要です。余分なものを摂らないようにしましょうね。
 
さて、なんとなく水中運動よりのお話をしてしまいましたが、クーラーなどで身体が冷え切ってしまったり、外でも「寒さ」を体が強く感じると同じようなことが陸上でも起こります。
 
真冬ではないので、寒いと言ってもほどほどではあるのですが、あくまでも身体がその寒さをどう感じるかという事で、体内のではエネルギー代謝が変わってきます。
 
しっかり食事はしているのに、クーラー環境下でなぜだかやたらとお腹が減る。という方、おやつを食べてしまう前に、温かいお茶やコーヒーなどを試してみてくださいね!特に減量を意識している方は気をつけましょう。
 
プールにこれからよく入るようになりますし、ちょっぴり寒い夏にもぜひ覚えておいてくださいね!
 

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