子供の習い事はいつ始める?

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子供の習い事はいつ始めるべきか?

 
皆様こんにちは。たなとれ倶楽部のパーソナルトレーナー田中勝明です。
今日もよくある質問について書いていこうと思います。
なるべく専門用語や難解な話は避けて、出来るだけシンプルな記事にしますね。
 
子供に人気の習い事といえば、スポーツに芸術、教育的分野と、いろいろ種類がありますね。
昔から人気が高いのは水泳やサッカー、英語やピアノなんかでしょうか。私の住んでいる橋本エリアでは幼稚園でサッカー教室をしていたり、サッカーは特に人気がある印象です。
 
近年人気が出てきたスポーツのお稽古は、選手の活躍がめざましいテニスや、テレビで学生が活躍しているダンスですね。
特に、学校の授業でも取り上げられるようになったダンスは子供に習わせたい習い事ランキングにもランクインする人気スポーツになりました。
ひと昔前にはダンスを習っているというと珍しい感じがしましたが、知名度が上がり、今では一般的な習い事になりましたね。
 
そんなたくさんある習い事ですが
「何歳から習わせたらよいの?」
 
これ、本当によく聞かれます。今日はスポーツに絞ってお話しします。
 
スポーツも芸術も、脳や神経が発達していく段階が一番学習効果が高いので、成長期、早めに始めるほうが良いです。
ただし、道具を使用するような物や特別な技能が必要なものは、それを使うことを理解、認識、使いこなす事を考えられる年齢から始めても特に技能差は出ないと言われています。という事で、習い事としてスポーツを始めるならば、中学生くらいまでに始めれば運動機能の発達には良い効果を出せるでしょう。
 
ただ、皆さんが気になるのは、子供を一流の「選手」にしたいと考えた場合でしょうか。
これはちょっと気をつけなければいけません。
 
一流の選手にしたいと考えた場合「質の高い練習を毎日4時間以上、10年間毎日こなせば一流」になれる。
なんて言われていました。10年間毎日、欠かさず上質なものを継続する。これは並大抵の努力ではありません。
技能などの適正を見て、早めに始めてあげるとよいでしょう。
某、一流の野球選手の親は「毎日子供自身がその教義に取り組めるような環境づくりに精進した」そうです。子供自身は自分で楽しくスポーツしていたわけなので、さほど苦も無く毎日をこなし、海外でも大活躍の選手になったと言われています。
近年は卓球などで活躍する選手はかなり幼少期からその競技に取り組んでいる選手も多いです。
感覚の発達という意味では、幼年期にスポーツを始めたほうが良いともいわれています。3歳頃が目安でしょうか。
 
なるほど「早めに始めて環境が良くて、かつ継続出来たら良いわけか」というと一概にそんなことも言えません。
 
個人の「能力」がここで関係してくるのです。
個人の性質や性格は十人十色と言いますが、骨格筋の性質も実は十人十色です。
個人が持っている筋肉の性質には「持久力のある赤筋」と「瞬発力のある白筋」があるのですが、その割合が人によって違うのです。
 
簡単に言えば、短距離が得意ですか?長距離が得意ですか?ということです。
 
持久力のある筋肉である「赤筋(せっきん)」は筋肉の収縮速度が遅いので、長い時間の運動に適しています。見かけの色も赤いので赤筋なのですが、マグロをイメージしてもらえたらよいかもしれません。赤身の多いマグロは長距離をいつも止まらず泳ぎ続けられますよね。赤筋の割合が多い選手は持久的種目で記録を伸ばしやすいです。
 
白筋(はっきん)は収縮速度が速い分、瞬発的な運動に向いています。瞬発力を発揮するスポーツをやると成果が出やすいです。陸上なら短距離走ですね。ちなみにこの白筋、使用しない場合、年齢とともに低下していくとされています。
 
なので、この赤筋を多く持つ子が瞬発競技に挑んでも、なかなかタイムが伸びなかったり、白筋を多く持つ選手が長距離に挑んだ時にタイムが縮まなかったり、性質によって多少異なります。
とはいえ、このレベルの差は、オリンピック競技レベルの、一分一秒を競う場面で問題があるかないかくらいの差だと思います。
つまり、一般の人が学校や部活で競技をする際に、そこまでこだわる必要はないという事です。
自分の子供をオリンピックに出したい!という方は、スポーツ技能のわかる遺伝子検査なんかをやってみるのも面白いかもしれませんね。
 
ただ、自分の子にどんな特性があるかは、特に難しく考えることはなく、親が得意だったものは得意、苦手だったものは苦手、と思っていただいて、ほぼ問題ないでしょう。
 
なので、子供に習わせるものや、時期という事でしたら
「向いてそうな種目を、早めに始めてあげる」
が実はベストです。
 
競技能力の向上以外に着目するのならば、楽しいだけでなく教育がなされる習い事が良いですね。
マナー・礼節を学べる環境である必要がありますが、これも「先生がしっかりしているか、お友達と楽しくマナーを学ぶ事が出来るか」だと思います。子供同士のやり取りや、先生との距離の近さが健全な精神を向上させてくれることでしょう。
先生の雰囲気などを、しっかり知りたければ、体験レッスンを必ず受けたほうが良いです。子供自身がそこを気に入り、保護者が安心できる環境でしたら始めたら良いと思います。
 
春や秋口は体験レッスンが多いので、ぜひ色々なレッスンを体験されると良いですよ。体験レッスンは大体通常レッスンより安いので安心してお試しができると思います。
たなとれ倶楽部でもダンスレッスンの体験レッスンはいつでも受付中です。
 
最後にオマケを言うならば、早めにスポーツの習い事を始めると、子供の体形がその競技に適した形で成長していきます。
水泳をやっていると方幅の広い逆三角形に、バレエをやっていると手足の細い、肩のラインの細い身体に。などです。
あこがれる体系などがある場合は、そのような競技を小さいころから習わせるというのもありだと思います。
これは、大人になってからでもボディメイクで変えられるは変えられるので、あくまでもオマケの考えですが。
 
ちなみに、大人が習い事を始めるポイントは子供とは全く着目点が異なります。
それはまた今度、じっくりお話ししましょう!
 

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