練習で上手になります
トレーニングも「上手」になります
通勤途中、垣根の横を通ると花の香りが甘く漂っていましたが、だんだんと香りが弱くなってきた気がします。つつじの花もそろそろ終わりですね。
みなさまこんにちは。「つつじ」と「さつき」の区別がつきません。わたくし、相模原市橋本駅から「徒歩5分」。パーソナルトレーニングジム「たなとれ倶楽部」の田中です。
先日「私は運動音痴だし、不器用だからトレーニングも苦手で」という相談を受けました。
トレーニングに限らず、運動全般に「苦手意識」を持っている方は多いようです。
完璧主義で真面目な方に多い印象を持ちますが、特に「体育が苦手だった」という方が多いので、過去に体育の授業で恥ずかしい想いや嫌な体験をされたのかもしれませんね。
「なにを当たり前のことを・・・」
と思いましたか?
ここで、部活動のような厳しい練習や、スポコン漫画のような「ド根性論」を考えた方。
はじめて何かが出来たときのことを覚えているでしょうか?
たとえば自転車に乗れた時のことはどうですか?
乗れたばかりの時は、ハンドル操作や目線に全神経を集中して、腕や肩にも力が入るような運転をしていましたよね。
でも、繰り返し乗ることにより、まったく無意識に自転車に乗れるようになっていませんか?
肩ひじ張らず、楽に乗れて、今ではお出かけのマストアイテム。なんていう方が殆どでしょう。
どんなことでもそうです、まず身体を動かすことに関しては「神経」そして「筋肉」が連動して動くことによってスムーズに動けるようになります。
普段使っていない神経を使うというのはとても大変なことです。
神経は電気信号を脳から受けて身体を動かしますが、新しく使う神経にはうまく信号が遅れていません。
「新しい電線を繋いだけれど、まだ電気を流していない状態」というのが、物事を始めたばかりの身体の状況です。
電線は、電気がスムーズに流れることで各家庭に電気を供給することが出来るようになります。
体内の神経も、脳が運動するために「動け」と発する電気信号を受け取り、だんだんスムーズに受信できるようになります。
これを、「神経筋促通」といいます。促通した神経筋は、滑らかにその動作を行えるようになります。
これは、はたから見ていても「上手」に動けている状態です。
なんだかかっこいい言い方でしたが、あまり難しく考えないように言うならば
「慣れたら上手くなる」
といわれたら、そりゃそうか。という気持ちになりませんか?
反復練習・繰り返しを行えば上手になるのはある種当然のことだと思います。
苦手な事というのは得てして「経験不足」なことが多いのです。
「苦手だからやらない」
「苦手だから避ける」
というのでは、いつまでたっても上達はしません。
「競技」を行って結果を出したい、好成績を残したいというのでなければ、部活動のようなスポコンをする必要はありません。
ただ、トレーニングの動作というのは、1か月ほどで体は学習します。どんなに運動が苦手な方でも、1か月、真面目に定期的に運動を重ねると「その動作」を習得することが確実に可能です。
「その動作」と書いたのは、あくまでも「その運動をするための神経」が促通するだけなのでそのような書き方をしました。
つまり、ベンチプレスの練習をたくさんしても。ベンチプレスは上手になってもスクワットは上手にならないよ。という事です。
あくまでも繰り返し行った動作に対して神経が促通します。
ですので、初めは動作の習得などでトレーニングは頭と体を使います。初めて自転車に乗るのと同じですね。
だんだんとフォームと動作を習得していけば、後は重量やセットの組み方を変えるような、中上級のトレーニングもできますね!
はじめてやることは上手くできず、繰り返し行うと上達する。というのは、考えてみてもトレーニングの世界だけの話ではありませんよね。
新しく始めることは大体なんだってそうではありませんか?
ですので、スポーツやトレーニングを始める時もそんなもんだと思って始めてみると良いですよ。
初めから、かっこいいプロテニスプレイヤーのようなサーブを打つことは出来ないでしょう?
最初に話した、苦手意識の強かったお客様は、一つ一つの動きをじっくり行う事で、セッションの終わりには「上手」に運動を行うことが出来ました。
このように、一度のセッションで上手にできる方も稀にいらっしゃいますが、動作習得には初めは反復も必要になります。逆に反復すればどんな人でも動作の習得は可能です。
「私は運動苦手だから・・」
「運動神経にぶいから・・」
といった先入観は捨てましょう!トレーニングは誰にでも出来ます!
健康のため、ダイエットのため。というのであれば、コツコツ毎日真面目な方の方が結果が出ます。
トレーニングも練習が大事ですね!
練習・運動がしたくなったらぜひお越しください!
お待ちしています!