カロリーは気にしなくて良いのですか?

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糖質制限をしていた人からの質問

 
皆さんこんにちは。相模原市橋本駅徒歩7分。パーソナルトレーニングジム「たなとれ倶楽部」の田中勝明です。
 
なんとなくダイエットを始めようとしているときに、最近痩せ始めているお友達がいたら何をやっているのか質問する。
そういう会話はごく日常的なことだと思います。
そんな会話の中から出てきた内容で
 
「糖質制限しているけど、糖質さえカットすればカロリーは気にしなくてもいいのよ」
 
という事を言われた方がいるそうで、それを聞いて気が楽になり頑張って真似をしたそうです。
 
結果的に、思ったほど体重が落ちずにパーソナルトレーニングで相談にいらっしゃったのですが、どうやら「カロリーを気にしなくては良い」の言葉の意味を間違えて解釈したようです。話した側と受け手側で認識が違ったようで、伝えたいことと、伝わったことが全く違ってしまったのですね。
 
でも「テレビなんかでもよく聞くわよ?糖質制限はカロリー気にしなくていいんでしょ?」
という事も言われたのですが「カロリーを気にしない」の意味を伝えておきましょう。
 
まずカロリーですけれど、摂りすぎたら太りますよ。これは当然の認識だと思います。
性別、年齢、体格、運動歴によって一日の必要なエネルギー量が違うという話は以前もしたと思います(こちらから)。
 
簡単に言えば糖質というのはエネルギー量が多いので、糖質カットを実践している限り「普通の量」で食べていれば「一日の上限摂取カロリーを超えてしまうことがまずない」です。
一日当たりの摂取カロリーが減り、運動量(日常生活程度のものでも)が摂取カロリーと均衡・または運動量が勝れば徐々に体重が落ちていく。というのはなんとなく理解できますよね?
 
なのですが、糖質カットしてエネルギー量が減っているとやはりお腹が空くもので「肉は良いと言われたから」と大量の肉を食べてしまったりしたのではあまり意味がありません。脂身の少ないお肉でも脂質の量を気にしないで、食べすぎれば普通に食事をしていた時よりカロリーが増えていたなんてことも起こりえます(本当に、滅多にないですが実際にありました・・)
また、せっかく食事の量を調整していたのに、会社で配られる「ちょっとしたお菓子」を毎日なんとなく食べていた。というのでは、ダイエットの食事調整としては不合格ですね。
 
実際、お話を伺ってみたら「夜だけご飯を抜いて、朝晩はしっかり食べていた」という事でした。
記録をつけてもらったのですが、夜食べられない分を「朝・昼・間食」で標準以上にとられていました。笑
まあ、これは落ちないですよね。
 
お酒がダメなわけではありません。夜まったく食べてはいけないわけでもありません。甘いものがダメなわけでもありません。
 
ダイエットを始めたばかりの時に陥りやすいのは、今まで好きだったものを「全て禁止」してしまうからです。
間食一切なし!糖質一切なし!
 
その精神は美しく、またその我慢を継続できれば良いのですがね。押さえつけられるものというのは、得てして反動をおこすものでして。
我慢が出来なくなり反動で飲み食いしてしまったり、三日坊主で辞めてしまうことが多いです。
それどころか、半端なダイエットでリバウンドして「あのダイエットはダメだったよ」と語りに入り、なんだかんだ『何年もダイエットしている
 
『万年ダイエッター』
 
になってしまうのです。
 
この「夜だけ糖質をカット」というのも、本当はダイエット初心者が、食事管理で我慢できるように用意された救済策だと思います。
普通にやれるなら、3食の内容を調整したほうが効率が良いし、身体も楽です。
ただ、ダイエットでは切り離せない食事の調整で、空腹になりすぎてしまい仕事がつらすぎる。というのでは可哀そうなので、もうそのあとは眠るだけで運動量が少ない夜ご飯を減らして早めに寝てね。という。考えから提案されたものだと思います。
ね?昔からある救済メソッドでしょう?
 
なので、ダイエットをする時に一食気をつけたから言って、他の時間に「何でも好きなものを、どれだけ食べても良い」なんてことはありません。
好きなものがもの凄くハイカロリーだったとして、もしお昼に5000カロリー摂取していたとしたらどんなに夜ご飯だけ気にしたところで、変化はありませんよね。(今まで毎日3食5000キロカロリー越えをしていた人はそれでも痩せるでしょうが。)
 
もし、ダイエットで食事の内容を変えたい、知りたいという方はパーソナルトレーニングを受けに来てください。
食事のアドバイスも致します。
 
でも、ちょっとまず簡単なことが知りたいという方は、普段の食事や間食の量を少し減らしてみると良いと思います。
いきなり全部やめるのはよほど意思が強くないとできませんので。
 
たとえば、「食事量を減らすコツ」として
・毎食後デザートを食べていたのならば、一日一回にする。
・白米が好きだった方は、味の似ているカロリーの低めなお米にしてみる(玄米やマンナンライスのような物)
・コーヒーや紅茶は無糖
・砂糖ではなく、味が砂糖と同じでカロリーの低い人工甘味料にしてみる。
・パンケーキや揚げ物が好きな方は「おからパウダー」で料理する
・パンが好きな方はふすまパンを買う・作る
・全食事の量を減らすのが辛ければ、まずは夜ご飯の量を少し減らしてみる。
・一人前の量にする
 
玄米やおからパウダーなどは、ダイエット時に不足しやすくなる食物繊維やミネラルも多いので、ダイエット中の食事に最適です。
食物繊維の不足で起こりやすくなるダイエット中の便秘の話などはこちら
 
食事の内容を考えるのはもちろんのことですが、生命を維持するための必要最低限の摂取カロリーがありますので、まったく食べないという選択をするのではなく、食べ方や減らし方を考えてみてください。(一日に必要な最低カロリー量の目安はこちら
今までの生活から離れすぎている物は長続きしません。
いきなりモデルさんのやり方やダイエット本の通りにしようと思っても長続きしません。
 
最終的には痩せるための生活習慣を手に入れることがダイエットの最終到着地です。
そのためには運動も当然必要になってきますが、今日は食事の話だけにしておきましょう。
 
上記した「食事量を減らすコツ」は思ったより簡単なのではないでしょうか?
まずは小さな減量から始めて、体づくりを成功させましょう。
 
私のパーソナルトレーニングでは食事のアドバイスや相談も行っております。(パーソナルトレーニング詳細はこちら
来店が難しい方には通信で行えるムービーレッスンもありますので、どうぞご利用ください(ムービーレッスン詳細はこちら

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